世田谷の薪ストーブ専門店　ストーブラボ　― Wood Stove Pro Shop STOVE LAB ―

　近年、都市部や住宅街において、薪ストーブを設置したいというお施主様の要望は増加傾向にあります。木質エネルギーへの意識の高まりや、スローライフをはじめとする生活様式の多様化、災害時におけるセーフティネットとしての役割など、様々な理由で需要は高まっています。
　一方、隣家や近隣住民からの匂いや煤に関する苦情、燃料である薪の入手や保管方法等、薪ストーブの設置を躊躇わせたり思い留まらせるいくつかのハードルがあり、住宅密集地におけるそれらは山間部や郊外に比べて高い事は間違いありません。

　ではやはり、都市部においてご自宅に薪ストーブを設置する事は難しいのでしょうか？　当店は世田谷区内に店を構えている為、ご来店いただいたお客様からこの様なご相談を受ける機会が少なくありません。
　煤や匂いに関しては最適な燃料を使用する、事前に十分な説明をする、あるいは使用する時間帯や曜日の約束事をするなど、幾つかの対応策があります。しかし薪の準備や保管に関しては立地的な要因が大きく、中々的確な解決策はご提案できないのが現状です。多くのユーザ様は割高を承知で少量の薪を都度購入されているとお聞きしています。

　さて、ここで当店では一つの有効な解決策のご提案を差し上げたいと思います。それは「薪」と「ペレット」と言う異なる2種類の木質燃料が使用可能な「ハイブリッドストーブ」を採用すると言うものです。
　粉砕した木材を高圧圧縮して形成されるペレットは、一定の規格内で製造されるため品質が安定しており含水率も低く、天然薪に比べて匂いや煤の排出が少ない燃料です。また、ペレットは通販やホームセンターなどで比較的安価に購入が可能であり、室内での保管も容易です。
　こういった幾つかの利点により都市部では、薪ストーブの替わりにペレットストーブを設置されるというユーザ様が少なからずいらっしゃいます。しかし一般的なペレットストーブは吸排気に電気式のファンを採用しており常にその動作音がします。また送風による燃焼は薪ストーブにおけるゆらめくような炎と比較した場合、どうしても趣に劣ってしまうものです。
　やはり薪ストーブにすればよかった、薪ストーブを諦めきれない、そんな思いをしなくても済み、且つ近隣への配慮も可能な製品が、当店がお勧めするフランスアンヴィクタ社製のハイブリッドストーブ「アキミックス」です。

　「アキミックス」なら何時でも簡単にペレットと薪の切り替えが出来るので、時間や状況に応じた使い分けで都市部における薪ストーブの上手な運用を可能にしました。例えばお隣が洗濯物を干したり屋外に居る機会の多い日中にはペレットを使用し、夜間は薪ストーブを楽しむという使い方が出来るのです。
　また「アキミックス」は送風ファンを使わず煙突内のドラフトによる吸気でペレットを燃焼させますので、電動ファン搭載タイプと比較した場合かなりの静穏動作を実現しています。炎の上がりかたも従来のペレットストーブよりは薪ストーブ寄りなので、ペレットモード運転時にもより薪ストーブに近い趣を体感する事が出来るのです。

　アキミックスの詳細は→こちらの輸入元サイトをご覧ください（別ウィンドウが開きます）

　ここでもう一度、薪ストーブとペレットストーブを比較した際のメリット、デメリットを整理してみましょう。

◇薪ストーブのメリット	◇薪ストーブのデメリット
・自然な炎を楽しむ事が出来る	・燃料の確保や保管が難儀
・運転時に人工的な音がしない	・近隣への匂いや煤が気になる
・停電時にも使用可能	・立ち上がりに手間や時間がかかる

◇ペレットストーブのメリット	◇ペレットストーブのデメリット
・煙や匂いの発生が少ない	・動作音がする
・燃料の品質が安定している	・停電時には使用できない
・燃料を室内で保管可能	・炎に趣が欠ける
・運転時に手がかからない	・自分で燃料を作る事が出来ない

　それぞれ一長一短があるわけですが、「アキミックス」は薪とペレットを適宜使い分ける事で双方の短所を補い合い、より長所を際立たせることを可能にした新世代のバイオマス暖房機器なのです。

　もちろん、「アキミックス」であればどんな条件でも設置が可能と言う事ではありません。残念ながら様々な事情により薪ストーブの導入を諦めざるを得ない住宅は都市部に沢山あるでしょう。それでも「アキミックス」を検討する事で、間違いなく「薪ストーブを設置できる可能性は高まる」と当店では考えています。
　薪ストーブは設置したい、けれども近隣のご迷惑にならないか心配だ。そんな悩みをお持ちの方は一度当店にご相談ください。詳しく状況をお聞きし、必要があれば現地にお邪魔をして、設置の可否に関してご一緒に検討させていただければと思います。
　是非、気軽にお問い合わせください。